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【保険自動車so-so用語辞書】は、いろんな自動車保険の種類や、保険やさんが使う言葉。
また、あなたの大切なお車の車検の時や、消耗部品を交換した時、修理工場からの請求書を見て
スクラブ半径が何の事かよく分からない時など
どういった部品なのか、何に関係する言葉なのか解決していただければ幸いです。
国家認定車検整備工場時代の経験をもとに解説しております。
このサイトが、あなたのお役に立つ事ができれば嬉しく思います。
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◆ スクラブ半径(SCRUB RADIUS)とは、
ストラットアッパーマウントの関節点と、ロアアームのナックルジョイントの関節点(ボールジョイント)を結んだ線を延長して 路面に接する点と、車輪が路面に接地する面の中心との距離、つまり、実際に見えている線ではなく、仮想キングピン軸を 延長した接地点と接地中心との距離のことをこういいます。
ストラット頂点からロアアームのボールジョイントを結んだ線を【スイベル軸】と呼び、ハンドルを回すことで動く車輪は この軸を中心として左右に向きを変えています。
スイベル軸の延長接地点と車輪の接地面中心が合致(距離がゼロ)したモノをゼロスクラブといい、車輪の接地面中心が スイベル軸よりも外側になるモノをポジティブ(プラス)スクラブ、車輪の内側になるモノをネガティブ(マイナス)スクラブといい、 この距離が大きくなるほどステアリングへのキックバックが大きくなります。
比較的乱れの少ないゼロスクラブや、ネガティブスクラブが直進時や制動時に安定していることから 現在の自動車の傾向としては、増えてきています。
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