|
【このサイトについて】
【保険自動車so-so用語辞書】は、いろんな自動車保険の種類や、保険やさんが使う言葉。
また、あなたの大切なお車の車検の時や、消耗部品を交換した時、修理工場からの請求書を見て
cvtが何の事かよく分からない時など
どういった部品なのか、何に関係する言葉なのか解決していただければ幸いです。
国家認定車検整備工場時代の経験をもとに解説しております。
このサイトが、あなたのお役に立つ事ができれば嬉しく思います。
スポンサードリンク
◆ CVTとは、
Continuously Variable Transmissionの略語で、 変速ギヤを使用せず、ベルトやチェーンとプーリーを利用した無段階自動変速機(無段変速AT)のことです。
エンジン回転数を一定のままにしていても、スピードを変える事ができ、 エンジンの性能を効率的に活用できるようになっています。 普通のATは、複数段のギアを切り換えて変速(MT同様)しているために、ギヤチェンジする際、 変速ショックが発生する事がありましたが、CVTはギヤの代わりにベルトやチェーンとプーリーなどを使って 【無段階】で連続的な変速を可能にしているため、変速ショックが少なくなり、普通のATよりは効率が良いとされています。
開発当初は伝達効率は良かったのですが、回転の断続を電磁クラッチで行っていた為に、 信号の多い街乗りや渋滞などの状況では停止・発進時にガクガクとなってしまうという欠点がありました。 しかし最近では、トルクコンバーターなどを使いこの欠点も解消されています。
構造としては、スクーターなどと同様に金属ベルトを使って、プーリーの径をエンジン側(入力側)と ドライブシャフト側(出力側)で変化させ変速するもで、プーリーの幅は油圧によってコントロールされており、 エンジン側(入力側)が広い時はローに、狭い時はハイになるというものが一般的となっています。 【チェーン駆動】のものと【Vベルト駆動】のものがあり、 いずれも両側のプーリーの幅を変化させることで減速比を無段階で変えられるようになっています。
CVT方式にすると、軽量でコンパクトにはできますが、 ギヤを使っているミッションに比べると大出力への対応が難しくなるために、中型車以下の車種、 とくに小排気量車への設定・採用が多くなっています。
しかし、常に進化しているため、ベルトとプーリーの代わりにローラーとディスクを使って大出力に対応した、 【トロイダルCVT】や、シーケンシャルMT風にレバーやボタンでセレクト出来る 8段変速・6段変速というものもでてきています。
スバル【ECVT】ホンダ【マルチマチック】トヨタ【SuperCVT】ニッサン【エクストロニックCVT】【ハイパーCVT】などが 金属ベルト式CVTを使っています。
|
|
|
|
|
|