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【保険自動車so-so用語辞書】は、いろんな自動車保険の種類や、保険やさんが使う言葉。
また、あなたの大切なお車の車検の時や、消耗部品を交換した時、修理工場からの請求書を見て
absが何の事かよく分からない時など
どういった部品なのか、何に関係する言葉なのか解決していただければ幸いです。
国家認定車検整備工場時代の経験をもとに解説しております。
このサイトが、あなたのお役に立つ事ができれば嬉しく思います。
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◆ ABSとは、
Antilock Brake Systemの略語で、雨降り、雪降りなどの滑りやすい路面や急ブレーキの時のブレーキングでも 電子制御によって、タイヤをロックさせず、車体の方向安定性を保つ装置のことをいいます。
ABSという名称は【ダイムラー】と【ボッシュ】が共同開発した【Anti Brake Skid】の略が語源であり、商品名でありました。 そのため、日本車に搭載されはじめた頃はALB【Anti Lock Brake】(ホンダ)など、他の名称で呼ばれていましたが、 ABS(Anti Brake Skid)の特許が切れたことで、世界的にABS(Antilock Brake System)の名称で 呼ばれるようになったと言われています。
どのような装置かといいますと、路面がぬれていたりする時に急ブレーキをかけると、車輪がロックして車体がスリップし、 横滑りなどを起こすことがあります。 急なブレーキによって、タイヤをロックして回転を止めてしまい、タイヤに方向性がなくなってしまって起こる現象で、 この現象を防止するために、タイヤをロックさせず、ロック寸前で回転を続けるようにした装置がABSとなります。
構造としては、タイヤの回転と減速度を感知して、両方の減速度を比較し、 タイヤの減速度が大きくなるとブレーキの車輪部(キャリパーなど)のシリンダーにかかる油圧を減らしてロックを防ぎ、 ブレーキング時の操縦性・方向安定性は向上させるようになっています。 ABS装着車ではブレーキング時にブレーキペダルからポンッポンッポンッと跳ね返してくるような振動を感じる事がありますが、 これはABSの作動がペダルを通して運転者に返ってきている状態(キックバックという)ですので、 ブレーキ異常ではありません。 また、ABS自体は【制動距離】を短くするための装置ではなく、あくまで車体の方向安定性を保つ装置ということになります。
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